Next Story is ...

#8 光、翳り-闇、満ちる

時鐘紡の兄、時鐘解斗と遭遇した一行。
解斗を見た瞬間から紡はその場に膝から崩れ、震えが止まらない。
それを支えようとする結平すらも拒む程取り乱した紡を庇うように立つ真琴。
紡を落ち着かせる為、一度宿泊施設へと戻る。

状況を確認した束沙は、紡を部屋へと連れて行く。
その場に残った鈴、結平、真琴。そして、時鐘解斗。
彼女がここにいる事情を改めて説明し、紡が取り乱していた原因を問う。

解斗は幼い頃に両親が飛行機事故で亡くなっていること。
その飛行機に自分と紡も同乗していたが二人だけ奇跡的に助かったこと。
それからの暮らしについて。そして、常軌を逸した彼女への愛情を語った。

本人の意思を尊重したいという鈴の意見に渋々賛同し、また後日連絡することとなった。

鈴が紡の部屋を訪れると、束沙の服を握ったままずっと震えていた。
ただただ怯える紡を優しく抱きしめ、解斗へ引き続き本部で預かることを伝える。

合宿を終え、荷物をまとめたS.O.N.G一行。
そこへ道化のような格好をした人物が近寄ってくる。
「おやおや、釣れないねえ。ボクも混ぜてくれないかな?」