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#6 明日を掴むタイムリミット

装者として活動することを決意した紡。
結平と真琴がいつも行っている訓練に参加することとなったが、それは想像以上に過酷なものだった。
いつもよりしんどいと愚痴を漏らす結平の隣で、先日、真琴から告げられた言葉を思い出す。
「覚悟がないのなら……ボロが出ないうちに去るがいい」
自分は変わるのだと覚悟を決めた紡は訓練をやり遂げた。

その姿を見た真琴は、紡の戦う意味を聞き、初めて名を呼ぶ。
「お前に戦う覚悟があるのなら、共に戦おう時鐘」

訓練から数日後。
検査の為に本部から離れた病院へ真琴だけで向かっていた。
そこに大量のノイズが出現。
応戦するが、検査の為、制御薬を断っていた真琴は出力が上げられず危機に瀕する。
現場に急行しながら、紡・結平の二人は、鈴から初めて、真琴が第二種適合者、つまり『後天性適合者』であることを知らされる。
戸惑いながらも、仲間であることに変わりはないと、真琴の救出へ向かう。

被害を最小限に抑え、真琴を無事救出することが出来た。
いつも通り接する結平と紡だが、LiNKERがなければまともに戦うことすら出来ない自分に苛立ちを隠せない真琴。
どうすれば強くなれるのか。そのことばかり考えるようになっていった。