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#4 光紡ぐ時

『思いや行動によっていくらでも強くなれる』
自分の環境を変えられるような「力」が欲しかった。心の強さが欲しかった。
でもそれは、願っていただけ……。
何も行動してなかった。
私も……変われるのかな……。

休みの2日間だけS.O.N.Gの本部に滞在することになった紡。
彼女は、S.O.N.Gのオペレーター一色メリィ・リリィや結平との触れ合いで久しぶりに穏やかな気持ちになることが出来た。
しかし真琴だけは、一度も姿を見せることはなかった。

そして、一度事情の説明の為、鈴と共に家に戻ることになる。
その道中、ノイズの襲撃に遭う。
鈴の機転で辛くも脱出するが、袋小路に追い込まれ絶体絶命の危機に瀕する。
「死ぬ……私はここで死ぬ……」
だが、ここで諦めてしまえば鈴も巻き込まれてしまう。
「いやだ……。私に優しくしてくれた人達に……何も恩返し出来てないのに……諦めたくない……――ここで死ぬなんて、嫌だ!!」
その瞬間、鈴から手渡されたペンダントが眩い輝きを放ち、胸に歌が浮かんだ。

これは彼らが纏っていた……――シンフォギア。
決意を胸に、紡はノイズと戦った。