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クラウ・ソラス

クラウ・ソラス 形状:レイピア  性質:エネルギー収束
聖詠「ヒカリ束ね満ちる時」
mac iain dirreach ray Claiomh-Solais tron (マク イアン ディアレフ レイ クラウソラス トローン)】

『光束ねる不敗の剣』
アイルランドの伝承に残る太陽の神ルー が使っていた「光の剣」あるいは「輝く剣」。

メインカラーは緑。
アームドギアとして鞘と両刃のレイピアが生成される。鞘から抜き放つと目がくらむほどの閃光を放つ。

腰と脚部にバーニアが付いており、光の帯が残るほどの速度で移動することが可能。
また、鞘の先端から光の足場を生成することもでき、それを利用した三次元機動も可能。

絶唱時には、エネルギーのベクトルを変換することができ、外的エネルギー(人口的な光以外のもの)や他者のエネルギーを吸収し、自身のフォニックゲインを高めたり、自身のエネルギーを他者へ譲渡することができる。


(元=アイルランド語)
Spear☆solais
高速機動から放たれる強力な突き。
貫通能力は高く、鉄筋製のビルもやすやすと貫く。

Cage☆solais
Spear☆solaisの派生。足場を利用した三次元の動きを使った突き。
光の軌跡がさながら「光の檻」のように敵を封殺する。

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ガラード(ガラハッドの盾)

ガラード(ガラハッドの盾) 形状:盾 性質:鉄壁
聖詠「明日を掴むタイムリミット」
osciller Galad cey zizzl(オーセアー ガラード ケイ ジィール)】

聖詠「決意の先に」
soitheach croufe Galad tron(ソイティアーチ クローフェ ガラード トローン)】

『すべてを包み込む不落の盾』
円卓の騎士、ガラハッドが持つ盾。
白く輝く金属の盾で聖人の血で十字架が描かれている。

メインカラーは藍・黒。
適合者の「自分の手の届く者をすべて護る」という心象から大盾のアームドギアとして発現する。
盾の先端にはスパイクが付いてる、デュエリング・シールド型。
各所鎧のようなプロテクターが同時に生成されており、それを用いた徒手空拳による肉弾戦も可能。

盾のサイズは自由に変更でき、本体とは別に遠隔で盾を生成することもできる。
盾としては「鉄壁」を誇るが、武器としての機能は何故か現在ほとんどオミットされている。

機能解除されれば、アームドギアとして剣(ガラハッドの剣)が生成される。
アーサー王伝説に登場する「エクスカリバー」と同等の力を秘めている。

絶唱時は、エネルギーのすべてを防御へと変換し、局所的に盾を大きくシェルターのように形成し、あらゆる事象から護り抜く。


デュエリング・シールド(Dueling shield)
ソードシールドやスパイクシールドとも呼ばれる大形の盾。棒術に使う棒に盾が付いたようなデザインで、両端はフックやスパイクになっている。扱うのに広い場所を要し、複数対複数の戦争には向かない。


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ヴァジュラ

ヴァジュラ 

形状:法具(変形可能) 性質:限界駆動
聖詠「共に背負う覚悟」
celiorce Vajra crauze tron(ケリオース ヴァジュラ クラウゼ トローン)】

『悪しきを砕く変幻自在の祭器』
金剛杵(こんごうしょ)。密教やチベット仏教における法具。
基本的な形は棒状で、中央に柄があり、その上下に槍状の刃が付いている。刃の数や形によっていくつかのヴァリエーションがあり、それぞれ固有の名称をもつ。

メインカラーは黄色。
変幻自在の攻撃を得意とするギア。用途ごとにアームドギアを変形させることができる
ギアを介して、雷を呼ぶこともできる。

・どっこいしょー! 独鈷杵(とこしょ、どっこしょ)
槍状の刃が柄の上下に1つずつ付いたもの。
ヴァジュラを剣のように伸ばし、斬撃を繰り出す。
ヴァジュラの基本型。

・さんこっしょ? 三鈷杵(さんこしょ)
刃がフォークのように三本に分かれたもの。
ギアをフォークのように三本に分け、貫き投げ飛ばす。


・きゅうこでしょ!? 九鈷杵(きゅうこしょ)
中央の刃の周囲に8本の刃を付けたもの。
小さく生成したヴァジュラを空中に展開し、投擲する。
被弾した相手に落雷を発生させることもできる。


・よっこら ほうじゅしょおおおお! 宝珠杵 (ほうじゅしょ)
柄の上下に刃ではなく如意宝珠を付けたもの。
先端を球状のハンマーとして生成し、叩き潰す。
サイズの変更可能。

・これが でんかの ほうとうっしょ!! 宝塔杵 (ほうとうしょ)
柄の上下に刃ではなく宝塔を付けたもの。
ヴァジュラを中心に広範囲に落雷を発生させる。
自身が装備したままでも発生させることが、とってもビリビリする。

絶唱:
ヴァジュラから雷を受け、自身の身体能力を極限まで高める。
また、自身の周囲に複数のヴァジュラをビットのように展開し、操作できる。
しかし、限界を超えて動かされる肉体は絶唱の負荷とは別に深刻なダメージを受ける。


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ギャラルホルン

北欧神話において、アースガルズの門番であるヘイムダルが持つ角笛で、ラグナロクの到来を告げるという。
人間の『負』の感情を蒐集することができる。

現在、ロキ(時鐘解斗)が所持している。

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inte☆cion(インテシオン)

『防人の使命』を果たすため、厳しい訓練を続ける真琴を見かねた本願寺司令が結平に相談し、ユニットを結成することとなった。
初めは「俺にそんな浮ついたことをしている暇はない」と一蹴されていたが、結平の熱意と司令の命令により結成するに至った。

intencion(インテンシオン)とはスペイン語で「意志・意思・意欲」を意味する言葉。
ちなみにinte☆cionの「☆」は真琴がつけた。
曰く「この方がかっこいいだろう」とのこと。

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S.O.N.G

Squad of Nexus Guardiansの略称。

特異災害対策機動部二課が、国連直轄下にて、超常災害対策機動部タスクフォースとして再編成された組織。
安保理が定めた規約に従って、日本国外での活動が認められている。

過去に起こった超常的事件、
ルナ・アタックとフロンティア事変、魔法少女事変。
数々の聖遺物に関連した大規模な超常脅威に多大な貢献を活躍してきたが、
司令であった風鳴弦十郎の退役と超常事件の発生頻度が減少傾向にあったため、
S.O.N.Gは解散することとなった。

しかし、「聖遺物の略奪事件」や各地でノイズ多数目撃されていることから
何らかの特異災害の前触れの可能性が示唆され、再編成される運びとなった。

作戦指揮を執るのは元装者であった本願寺鈴以下、
新たに編成されたメンバーである。

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ニーベルングの指環 オリジナル

ケルト神話の伝承に存在する指環。起動状態で現存する完全聖遺物。
現在「時鐘解斗」が所持している。
人間の負の感情を刺激し、命を燃やしながら力を増幅する能力を持っている。
命を燃やし尽くした肉体は、灰となって散る。

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ニーベルングの指環 レプリカ

ロキが古代の技術を利用して【ニーベルングの指環】を複製したもの。
オリジナルとほぼ性能は同じだが、出力がかなり落ちている。また、装着者の魂を消費してノイズを生み出す機能を追加している。魂を消費された者は灰となり散る。
ロキが野望・野心などが強い者に対して配って回っている。
そこから生じた「負の感情」をロキが蒐集している。

着用した者の願いを叶えると銘打っているが、実際は「破壊活動を伴う願いに近い結果」をもたらすのみ。本当の意味での願いの成就は叶わない。

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神々の黄昏(ラグナロク)について

『神代の時代』に神々が創造した文明破壊装置。
世界樹ユグドラシルを中心に、地表に広がる世界を焼きつくし、現存する文明をすべて消し去る力を秘めている。
起動には、聖遺物「ギャラルホルン」に相当数の人間の『負の感情』を込め、奏でる必要がある。

世界樹ユグドラシルは、星の活動が活発になっている異次元に封印されている。
封印を解く為には、伝承に存在する『聖剣』の力が必要。

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墜落事故の真相

ロキの手引により、ハイジャックされた飛行機に偶然乗り合わせていた。
犯人が発砲した弾丸がエンジンを貫き、燃料に引火した。飛行機は重力に従い、徐々に高度を落としていく。
「死にたくない」「せめて妹だけでも」と願う解斗の強い思念に惹かれ、ロキが契約を持ちかけた。
お前の願いを一つ叶えてやる。対価は一つ。お前自身だ。
望むならなんでも叶うぞ。

藁にもすがる思いだった解斗は契約を交わした。
それが世界を終焉へ誘う選択になるとも知らずに。

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解斗の目的

ロキの目指している『神々の黄昏』の鍵が眠る『世界樹ユグドラシル』への到達。
異次元の扉を閉じ、そこで紡と二人で静かに暮すこと。

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ロキの目的

『神々の黄昏』を再び起動するために、世界樹『ユグドラシル』を目指している。
『神々の黄昏』を起動し、もう一度「神代の時代」を築くことが目的。

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受け継がれるクラウ・ソラス

彼女はちゃんと、家族へ、自分の思いを込めて歌えたのだろうか。

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まがい物のヒカリ

それは正しきヒカリではない。
人間の手によって生み出されたヒカリとは、ヒカリに憧憬を抱いた者が臨んだ欲望の輝きにすぎないのだ。


その堕ちた光を見たいと、そいつは口を吊り上げた。

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【DATA:時鐘紡】兄(時鐘解斗)の影響

両親は飛行機事故によりすでに亡くなっている。
紡と兄・解斗も同乗していたのだが奇跡的に(解斗の項目で説明)二人だけ生還した。
この事故を機に、少々心配症の気はあったが優しかった兄の態度が徐々に変化していく。

初めは登下校の時間を合わせる程度だったが、徐々にエスカレート。
授業が終わるごとに連絡をしないと履歴がすべて塗り替わるほど着信があったり、クラスメイトと会話をしているとそれを見ているかのように何を話しているのか逐一質問された。
部活動なども許されず、休日の外出も兄の許可がない限り叶わなかった。
その結果、学校ではほとんど交流を取らなくなり、家と学校を往復するだけの億劫な日々を過ごしていた。

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【DATA:時鐘紡】彼ら(inte☆cion)との出会い

下校中に歌が聞こえた。その元を辿って行くと男性二人が路上で歌っていた。
テレビなどでは見たことのない彼らの歌に、ただ感動した。
まだ結成して日が浅いのか拙いところもあるが、力強く歌う彼らの歌に紡は惹かれた。
以来、彼ら「inte☆cion(インテシオン)」のファンとなった。
定期的に開かれる路上ライブに通い詰める紡。
しかしそれが兄にバレてしまい、軟禁状態にされてしまう。

なんとか兄の監視の目を潜り抜け、たどり着いた先は、彼らが歌う場所だった。

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【DATA:八声真琴】防人へと至る切欠

小さい頃からよくしてもらっていた隣の家のお姉さんがいた。
ある日お姉さんと共に、少し大きめの運動公園へ遊びに来ていた。
楽しい時間はあっという間に過ぎていくもので、帰宅の時間になっていた。
帰り支度をしていると、近くから女性の悲鳴が響いた。
悲鳴の方向を見ると特異災害「ノイズ」が女性を襲っている姿が見えた。
恐怖というより、あまりの驚きに身体が動かなかった。
ノイズがこちらに気づき接近してきている。

(逃げないと)

そう考えてはいるが身体が思うように動かない。
「逃げて!!」そう聞こえた、次の瞬間、俺の身体は宙を舞っていた。
着地するまでに見たのはお姉さんが『黒い塊に変化したモノ』だった。
地面にへたり込んだまま動けない。
自分も死ぬと実感してしまった。事実を受け入れてしまった。
そのままそっと目を閉じた。

次に見たのは、『ヒカリ』だった。

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【DATA:八声真琴】二人の仲間について

結平に対して、最初の印象は「おちゃらけた、ふざけたやつ」。
装者、そしてinte☆cionとして活動し始めてからは、彼の覚悟を知り徐々に心を開く。
良き相方として理解者として信用している。

紡に対しては、初めは「拒絶」していた。女性が戰場に立つべきではない。キズを負う必要はないと突き放していた。
共に過ごしていく日々の中で紡の意思・想いを聞き、共に戦う『仲間』として受け入れた。
そして、今まで感じたことのなかった「暖かい気持ち」が少しずつ広がっている。

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【DATA:鼓谷結平】諦めるなと伝う声

この世界は「タイクツ」だ。
何をやっても「上手くいってしまう」。
楽しいと思えることも競い合える者がいなければ、すぐに飽きてしまう。
退屈な世界。つまらない世界。…だった。

俺の『セカイ』は真琴と出会って変わった。

ショッピングモールで級友と一緒に買い物をしていた時だった。
目の前で友達が突然消えた。いや、『黒い塊』になってしまった。
特異指定災害「ノイズ」。授業で再三聞かされていた存在。自分は関係ないと思っていた「モノ」が今、目の前にいる。
各所で悲鳴が聞こえる。モール中に発生しているのだろうか。
一瞬フリーズしていた思考回路が回り始める。
とっさに、店の物を盾に一気に走り抜ける。生き残ることを選んだ。
走った。走った…。
やっとモールの出口に差し掛かった辺りで、絶望した。
取り囲まれていた。
この場を脱却出来ないか、必死に考えた。
しかし、思いつかない。「人」の身である以上、自分に出来ることは何もない。
「ほんと、クソみたいなセカイだったな…」
そう呟いた時、歌が聞こえた。
「諦めるなっ!!」
天井を突き破り、俺の目の前に現れた。
大きな盾を持った黒と藍のスーツを纏った「ヒーロー」だった。



「だからね。君も、生きるのを諦めないで」

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【DATA:鼓谷結平】二人の仲間について

紡については、初めは「モサいメガネっ子」。イメチェン後は「可愛い子」。
仲間として過ごしていく内に内面を知っていくたびに、いつしか暖かい感情が芽生え始める。これは…。

努力と研鑽を重ね、研ぎ澄まされた刃のような真琴を尊敬している。
出来ないことを努力で補い、諦めることをしない。
何もせずとも出来てしまう自分とは違う、結平の「ヒーロー」。

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【SUB DATA】各自名の由来について

本作において、歌詞への組み込みやすさや「歌」「音楽」に関する単語を交えて名づけを行っている。
装者には更に「和楽器」からの単語も挿入している。
また、今作の物語においての伏線やネタも記載。

時鐘紡(ときかね つむぎ)
└時:今作におけるキーワードの一つ
 鐘:和楽器要素。夜明けを告げる【鐘】の音奏で、鳴り響き渡れッ!
 紡:楽曲要素。紡ぐ、寄り合わせる、集め束ねる

八声真琴(はつせ まこと)
└八:古代日本の聖数。末広がりで可能性の示唆・後半のガラード解放にも繋がる。
 声:楽曲要素。人が生まれながらに持つ原初の楽器、思いを伝えるための一なるもの。
 真:偽らざる思い、生き様。
 琴:和楽器要素。余談だが【こと】を変換したら最初に【鼓と】と出たので、暗に結平とのつながりも感じたのは私だけでいい。

鼓谷結平(こたに きっぺい)
└鼓:和楽器要素(太鼓、つづみ)。生きとし生けるものの中心、胸に脈打つ熱き【鼓】動。
 谷:極と通じてきわまる、穀と通じて養う、郤と通じて退く。
 結:楽曲要素。紡がれた声を結ぶ、まとめる、つなげていく。
 平:気が立ち上り天井につかえ(于)、それが分かれる(八)。余談だが【八】の字で、暗に真琴とのつながりも感じたのは私だけでいい。

メイン三人の名で「紡ぐ声を結ぶ」となる。

本願寺鈴(ほんがんじ すず)
└願、鈴。
 元装者であることを裏付けるように、名前に和楽器(鈴)の要素が加わっている。

鼓谷束沙(こたに つかさ)
└鼓、束。結平との姉弟なので、揃うと「結束」となる。

一色メリィ、リリィ
└色。名前は語感なので由来無し。

時鐘解斗(ときかね かいと)
└解斗→(ゲ・ト)→ゲート→門。ユグドラシルへ至る門を開く者であり、閉じる者。
 紡(寄り集め束ねる)に対し、解(ほぐす、解き放つ)と言った反語でもある。

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