Lancer
- クラス
- ランサー
- 真名
- フォズル(ヘズ、ホズ、ホズルとも)
- 出典
- 北欧神話(欧州)
北欧神話の終焉であるラグナロクは、太陽神バルドルが死したことに端を発する。
バルドルはある時から死の悪夢を見るようになった。それに心を痛めた母フリッガは、世の万物全てに「バルドルを傷つけさせない」という誓いを立てさせた。
しかしそれを快く思わないロキの奸計により、たった一つ誓いを立てることの出来なかったヤドリギによって、バルドルは死した。そのヤドリギを投げた者こそが、バルドルの実の兄弟、盲目のフォズルである。
聖杯にかける願いは「ただ一度の過ちを取り戻す」こと。それはフリッガのし損なった契約か、自らの一投か。
▼無垢にして無慈悲なる落陽の枝(ミストルテイン)
種別:対神宝具
ランク:A
レンジ:1~所有者の筋力による
最大補足:1
フリッガはこの世のありとあらゆる無機物・生物に「決してバルドルを傷付けない」という誓いを立てさせたが、ヴァルハラの西に生えていたただ1つのヤドリギだけは見過ごした。また幼いヤドリギにはそもそもバルドルを傷つける事など出来ないだろうと思ったからだ。
ロキはそれを見つけ出し、持ち去り、フォズルを欺いてバルドルを殺させた。
フォズルはこれを「兄を殺した自分自身の罪の証」として宝具にし、自らを戒めている。
このヤドリギの枝は「世界の全て」から外れた存在であり、あらゆる防御、あらゆる権能、あらゆる事象を無視して全てを貫く必殺の一撃となる。
一度投げられたこの宝具を直接防ぐことは不可能であり、どうにかしてその軌道から逃げるしかない。
このヤドリギに対し、現世界のテクスチャから発生した理では干渉することもできず、ラグナロクの焔に投げ込まれようがギヌンガガップの谷底に打ち捨てられようが、その姿を損なうことはない。
また「世界から独立している」という特性上、一度フォズルの魔力を消費して現界させたならば、彼自身が消滅して座に帰ったとしても、マスターの魔力パスが繋がっている限り現界しつづける。
▼聖約紡がれし太陽の神衣(スクォルド・バルドル)
種別:聖約宝具
ランク:EX
防御対象:1人
大地と大気の女神フリッガが、世界にあまねく万物と交わした契約の具現。
白いローブとして現界し、着用者の身をこの世全ての災厄から守護する絶対の防壁となる。
本来はバルドルの宝具であるが、バルドル自身の遺志とフリッガからの許しを得て借り受けている。
文字通り、あらゆる害意を持った攻撃を完全にシャットアウトする規格外の宝具。
運動エネルギー、魔術、呪い、時空間干渉、自然現象など「所有者にとって害となるもの」は全て遮断される。これは森羅万象そのものと結んだ「契約」の履行によるもので、物理的・魔術的な突破はまず不可能。
例外はヤドリギの枝。これに関しては逸話の通り「そもそも契約を結んでいない」ので、どうすることもできない。
他の欠点としては、自分から傷つく事(高所から飛び降りるなど)に関しては効力を発揮しない点と、効果範囲が着用者一人のみという点。
またフォズル自身の宝具では無いため、魔力消費が激しいのも欠点であり、長時間の使用にはリスクを伴う。
ステータス(スキル・宝具による補正込)
筋力C 耐久B 敏捷D 魔力A 幸運E EX
●夜帳の守護神 C+
ユニークスキル。兄バルドルが太陽を司る神として生まれたのに対し、盲目として生まれたフォズルは夜を司った。
このスキルの所有者は視力を完全に失うことと引き換えにステータスにボーナスを付与される。
また、夜の時間帯になると各種の付帯効果が発動し、月の加護による自動魔力供給、視覚を除いた四感を利用した判定へのボーナス等を得る。
ランクが低いのは彼自身の知名度が低すぎて夜の神として知られていないため。
●原初のルーン A
北欧の魔術刻印・ルーン。ここで言うルーンとは、現代の魔術師たちが使用するそれとは異なり、神代の威力を有する原初のルーン―――北欧のオーディンによって世界に見出されたモノである。
彼の場合、キャスターとして召喚された方がフルスペックを発揮できるのだが、後述する宝具のヤドリギによってランサークラスに固定されている。
近接戦闘を行う場合、ルーン魔術を用いて自身の肉体を強化し、なんとか戦士として戦えるレベルに引き上げている。
●気配感知 C-
気配を感じ取ることで、効果範囲内の状況・環境を認識する。近距離ならば同ランクまでの気配遮断を無効化する。
あくまで《夜帳の守護神》で失った視覚を代替するスキルであり、戦闘においては補助程度の役割しか持たない。
◎対魔力 B+
ランサーのクラス特性。魔術に対する抵抗力。
一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。
生来の神の肉体と、後述する宝具の影響によって補正がかかっている。
◎気配遮断 C
自身の気配を消すスキル。隠密行動に適している。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
本来はアサシンのクラススキルだが、何故か所有している。実際、やたら影が薄い。
◎神性 B+
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。
フォズルは紛うことなき神の一柱だが、本人の罪の自意識からランクがやや低下している。